川豊本店に息づく、 純日本家屋の魅力。

1階 ー 懐かしく、そして快適に。ー

長さ10メートル、厚さ55センチを超える重厚な梁は、樹齢数百年の地の杉(千葉県産)を切り出したもの。節がまったく無い、貴重な木材を使用しています。
大黒柱:お店に入って正面の大黒柱はケヤキ。95年もの間、変わらぬ姿で店舗をどっしりと支えます。
小上がり(座敷席)2011年に掘りごたつ式に改装。ゆったりと足を伸ばしてお食事いただけるようになりました。
階段:純日本家屋の面影を今に伝える階段。大正時代にタイムスリップしたような懐かしさを感じさせます。急ですので上り下りにはお気をつけ下さい。

杉の欄間:虫食いの跡をそのまま模様に見立てた杉の欄間。自然の持つ造形の美しさを存分に取り入れています。
床の間:火山灰の中で長く眠り続けた神代杉は、細かく美しい木目が特徴。高級日本家屋にしか使われない貴重な木材に、95年前の職人のこだわりが感じられます。
神代杉の天井:床の間に使われているのはカリンの木。自然な曲線や節の美しさがそのまま生かされています。
窓の桟の意匠:桟は物語仕立て。雨と唐傘、そして雨水の流れを表した意匠が施されています。
2階 ー 随所に残る職人の技 ー