井戸水で活かした新鮮なうなぎを熟練の技で割き、蒸し、焼く。
おいしいうなぎを気軽な雰囲気でお召し上がり下さい。
うなぎ・鯉をはじめとする川魚を専門的に取り扱う「漁師」「養魚」「卸問屋」、
これが川豊のルーツです。
明治43(1910)年の創業以来、数多くのうなぎを目利きする中で培った
良質を見抜く「目」。
これは今日、うなぎを仕入れ・さばき・調理する職人へと受け継がれています。
当店では、職歴50年を超える職人(板長)が「豊富な経験」と「受け継がれた目」でその時期にもっとも良質なうなぎを厳選し、ご提供しています。
季節を問わず、ふっくらとやわらかいうなぎをお楽しみいただけます。
厳選したうなぎをより美味しく召し上がっていただくために、
当店では「割きたて・蒸したて・焼きたて」にこだわり続けています。
店頭でうなぎをさばき、焼き上げるスタイルは、今で言う“オープンキッチン”。
うなぎをさばき続けて50年、焼き続けて30年を超える経験豊富な職人が、
お客様の目の前で調理することこそ、おいしさと鮮度、そして安心の証でもあります。
箸ですっと切れるやわらかさ、ふっくらとした食感、焼きたてならではの香ばしさ…。
受け継がれた「川豊の味」を、ぜひお楽しみください。
当店のたれは、創業以来、薄甘口のものを継ぎ足しながら、
今日まで受け継がれています。
何度も何度も蒲焼きがくぐったその“たれ”には、うなぎのエキスが溶け込み、
独特の深みとまろやかさを持つ、オリジナルの味に。
決してまねのできない“川豊の味”です。
長い時間をかけて出来上がった“たれ”は、あっさりとした甘さで、
うなぎ本来の持つ風味も引き立てます。
当店の目印とも言える店頭の大きなまな板は、いちょうの巨木から切り出した一枚板。
長さ約3メートル、幅約1メートル、厚さは約30センチもあります。
年間に数多くのうなぎをさばき、串を打つこのまな板は、
毎年、傷ついた表面を削り出し、長年に亘り“川豊の顔”として活躍します。
また、うなぎをさばく包丁は、「江戸さき包丁」と呼ばれ、おもに関東のうなぎ店で使われているもの。活きたうなぎをさばきやすくするため、歯も特殊な形状をしています。
うなぎをまな板に固定する“目打ち”や、串打ちに使う“つめ”など、
大切に手入れされた専用の道具が、職人の技を支えています。
成田山の参道に面した当店店舗は、
昔なつかしい木造3階建ての純日本家屋。
太い柱や梁、1階の土間、2階から眺める参道の風景は、
ひと昔前にタイムスリップしたような懐かしさとぬくもりを
感じていただけるのではないでしょうか。
田舎に帰ったようなほっとできる空間で、おいしいうなぎを気軽にお楽しみください。